6月になりました。

芒種といえば大地の恵みを思いますが、カビを呼ぶ季節でもあります。

昨年はコロナの影響で着物を着る機会がどっと減り、大切な着物をかびさせてしまった方も多かったことと思います。

カビが発生するのは今です。
絹ものは湿気の多い場所から避難させたり、タンスに除湿剤を入れて予防して下さいね。
一階よりは二階、タンスは下の段より上の段に収納して下さい。
すこし引き出しを開けておくなどされると、ずいぶん違うと思います。(雨の日は逆効果ですが)

梅雨が明けた直後7月、そして2月の晴れた日には一挙陰干ししておくと良いでしょう。

万一かびさせてしまったときは、けっしてこすらず優しく払ってみて下さい。
運が良ければ取れるかもしれません。。。

とはいってもカビの根は残りますので、専門の職人さんにカビ取りをしてもらうか、せめてクリーニングをしてください。当店でも受け付けています。

ついでに書いておきますが、カビがついたたとう紙は捨てて下さいね。
今まで湿気を吸って着物を守ってくれていたとたう紙は、消費期限が切れるとカビやシミの原因にもなります。たとう紙が黄色いなーと思ったら、それは消費期限が切れた合図なのかも。

いろいろめんどくさいですね。なので、

一番有効な予防法は、

着物を着続けることです。

私はムリですが。わはは。